聖なる3日間が始まっています。

カトリック教会の典礼は、4月14日、復活祭直前の木曜日「聖木曜日」を迎え、この午後より、主の受難と死と復活を記念する「過ぎ越しの聖なる三日間」の典礼に入っています。

教皇庁典礼秘跡省は2022年3月25日付で書簡を発表。特別に、ウクライナにおける戦争の継続を背景に、聖金曜日の盛式共同祈願に平和のための意向を加える提案が示されました。日本の教会でも今日の典礼で意向をお捧げします。

祈願は下記が唱えられる予定です。

ウクライナの平和のために

ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争の終結を願って祈りましょう。武力による殺戮や破壊からあらゆるいのちが守られ、政治をつかさどる人々が、対話による平和を実現することができますように。

     または

ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争に巻き込まれ、耐え難い苦痛と不安の中にある人々のために祈りましょう。必要な支援の手が差し伸べられ、平穏な日々を取り戻すことができますように。

     または

ウクライナで起きた戦争や世界各地の紛争や暴力で亡くなったすべての人と遺族のために祈りましょう。神のもとに召された人々に永遠の安息が与えられ、遺族の方々が慰めと生きる希望を見いだすことができますように。

   しばらく沈黙の後、唱える。

全能永遠の神よ、
あなたは思い上がる者、権力をふるう者を退け、
見捨てられた人、嘆き悲しむ人に目を留めてくださいます。
悪意を抱く人々の心を変え、まことの平和をもたらしてください。
戦争や暴力の犠牲となったすべての人に助けと慰めが与えられますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
        (2022年4月7日 日本カトリック司教協議会常任司教委員会認可)

ウクライナとロシア、人類に平和と一致が一日も早く訪れますように・・・
共に祈りをお捧げ致しましょう。

Good Friday